山形県中小企業団体中央会
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組合名山形鋳物工業団地協同組合(山形市)
設立昭和46年12月 組合員 9人
組織形態 工場団地組合 出資金 12,600千円
主な業種銑鉄鋳物製造業
URL http://www.chuokai-yamagata.or.jp/imono/

〜街路灯受注と体験教室により山形鋳物の伝統をPR〜

山形市の公衆街路灯18,000基の更新にあたり、鋳物部品の共同受注に成功した。また鋳物体験教室も開始し、消費者の山形鋳物への理解向上にも取り組んでいる。

背景と目的

 千年近い伝統を有する山形鋳物であるが、経営規模の零細性や後継者不足が深刻化しており、また一般消費者が鋳物に触れる機会も減少していた。このようななか、平成14年より山形市が公衆街路灯の更新を行うこととなり、街路灯カバーを山形鋳物にて製造することとなった。
 体験教室については、一般消費者の鋳物に対する理解を深める目的で開催している。

取り組みの内容

 山形鋳物の認知度を高め普及を図っていくために、共同販売事業を展開している。
 公衆街路灯の更新にあたり、街路灯カバーの共同受注に成功し、平成14年より18,000基の納入を達成した。
 一般市民を対象とした体験教室・展示イベントを、組合事務所に隣接する山形市産業歴史資料館にて、JR東日本との提携により開催し、市内はもとより仙台圏からの参加者を得て好評のうちに実施している。
 他にも、計量証明事業を実施し、組合員企業が原材料を仕入れる際に、デジタル量りにて計量することにより、正確な資材購買を行っている。

成果

 公衆街路灯の共同受注事業については、著名デザイナーが関与したことや、山形市内の多数の企業が参画したことにより大きな話題となり、マスコミでも大きく報じられた。これにより山形鋳物のPRと認知度向上に大きな成果があったといえる。
 体験教室については、広告宣伝や集客をJR東日本との提携にて実施したことにより、市内だけでなく仙台圏など広域からの参加者を集めて開催することができた。鋳物製作の全工程を体験でき、自分の作品を即日(もしくは翌日)持ち帰ることもできるとあって、好評である。


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