山形県中小企業団体中央会
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組合名NTC企業組合(山形市)
設立平成18年4月 組合員 4人
組織形態 集中型企業組合 出資金 400万円
主な業種テレビ電話による手話・外国語通訳事業
URL http://www.loux.co.jp/

〜TV電話を使った手話通訳サービスで人と人をつなぐ〜

TV電話を活用した手話・外国語通訳システムを事業化。聴覚障がい者だけでなく一般企業にも利用が拡大しており、コミュニケーションの改善に大きく寄与している。

背景と目的

 手話を必要とする聴覚障がい者は、意思疎通の困難さから様々な施設利用やサービスを気軽に享受しにくく、積極的な社会進出の意欲を抑制されている。この現状を改善し、積極的な社会進出を支援するために、手話通訳サービスの事業化に着手し、平成18年に企業組合を設立してサービスを開始した。

取り組みの内容

 組合員4人のうち、代表理事と専務理事の2人が主に事業を担当している。他に手話通訳を担当するパートと外国語通訳を担当する大学の外国人留学生を登録し活用している。県のインキュベーション施設内に事務所兼コールセンターを設置しており、ブース内で手話通訳を行っている。テレビ電話の画面を通じて、担当者が翻訳(手話⇔話言葉、日本語⇔外国語)し、相手に伝えるシステムである。
 聴覚障がい者や利用企業は、テレビ電話を購入する必要があるが、聴覚障がい者については、県内自治体から補助が受けられるため少ない負担で導入することが可能である。サービスの利用料は、聴覚障がい者は無料、企業については、利用するサービスの種類に応じて料金が設定されている。

成果

 多くの聴覚障がい者に大変喜んでもらえたことが最大の成果である。生活の様々な局面で今まで不便を強いられていたが、このサービスの開始により、良好なコミュニケーションがとれるようになった。
 また、テレビ電話は定額で使い放題のため、聴覚障がい者同士が時間を気にせず話し合えるというメリットも生まれた。口コミで利用者が拡大し、県内全域で50〜60名が日常的に利用しており、他にも山形市役所と市内のホテルに導入されている。
 ITを活用した公益性の高いサービスということで、新聞などの各種メディアで取り上げられることが多く、組合の知名度も向上している。


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