組合名 | 関川しな織協同組合(温海町) | ||
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設立 | 平成元年12月 | 組合員 | 48人 |
組織形態 | 事業組合 | 主な業種 | 織物製造業 |
出資金 | 105万円 | 地区 | 温海町関川地区 |
専従理事 | 1人 | 組合専従者 | 4人 |
〜しな織を活用して観光客誘致と地域全体の活性化に成功〜
古代布の「しな織」を活用した、しな織まつり、しな織織体験、研修生受け入れ等の事業を展開し、知名度アップと観光客の呼び込み、人口流出防止に成功。
当地域に古くから伝わる「しな織」を核として、住民の心を一つにし、地域全体の活性化を図ることが目的。活動拠点となる「しな織センター」建設後、平成元年に40戸48で組合を結成。県内外にしな織を知ってもらい、観光客を呼び込むとともに、しな織以外の産品の販売にもつなげたいと考えている。
しな織まつり、しな織体験(日帰り・宿泊)、しな織研修生受け入れ等の事業を実施している。しな織まつりでは、製品の展示販売、作業実演と体験コーナー、しな織姫コンテスト、茶会、唄と踊り、ふるさと市を実施。温海町・商工会・観光協会・農協・自治会で「温海町しな織まつり実行委員会」を組織し、地域のさまざまな組織を総動員して取り組んでいる。また、東北芸術工科大学と連携して新たな製品開発にも取り組んでいる。
全国から年間1万2千人の観光客が訪れるようになり、温海町と関川地区の知名度が向上した。しな織以外の物産の販売により地域全体の活性化につながり、山間地域にもかかわらず、人口流出が止まり、また当地域に嫁いでくる女性が増えた。