組合名 | 山形県輸出ホームスパン工業協同組合(寒河江市) | ||
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設立 | 昭和24年9月 | 組合員 | 4人 |
組織形態 | 産地組合 | 主な業種 | 繊維工業 |
出資金 | 20万円 | 地区 | 山形県 |
専従理事 | 2人 | 組合従業員 | 3人 |
URL | http://www.chuokai-yamagata.or.jp/homespun/ |
〜人材確保から技術支援、国際交流、国際分業化へ〜
外国人研修生受入事業で、中国企業への技術支援や日中の国際交流促進に貢献、さらに、国際分業化へ事業分野を模索中。
平成2年頃より外国人研修生受入事業を考えていたところ、(財)国際研修協力機構の勧めもあり平成6年より中国の西安市内から、毎年6名づつ研修生を受け入れることとなった。
事業開始当初の目的は、紡績工場における人材確保、人件費負担軽減にあったが、現在では外国人研修生の継続的受け入れを通じて、人材育成支援や技術援助、国際交流、そして、国際分業化を踏まえた事業分野の模索に考え方の重点が移ってきている。
研修生は中国紡績工場のライン長の地位を取得したり、日本語を活用し観光業に転職するなど、技術移転や国際交流に貢献している。現在、組合では量産品や太い糸では優位に立てず、意匠撚糸による製品差別化に向けて研究開発を行っている。本事業を通じ、将来の委託加工等のパートナーシップ基盤を着実に形成し始めている。
外国人研修生受入事業の成功要因は、(1)研修生寮が社長宅に隣接し、安全な受入環境にあること、(2)事務局長が(財)国際研修協力機構の研修を何度も受講し、生活指導がきめこまかであること、(3)生活場面でのコミュニケーションが活発であること、(4)地域観光、いも煮会等の地域交流の場を提供していることなど受入体制の充実があげられる。特に、技能実習生になってからの生産性は高く、(財)国際研修協力機構から外国人研修優良表彰を受けている。



山形名物「いも煮会」で研修生の親睦会|警官を招聘した交通安全教室|外国人研修生受入の実績が認められ (財)国際研修協力機構より表彰