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味噌Q&A
◆ 味噌と健康についてのFAQ
Q6.「味噌が老化を防ぐ」といわれるのはなぜですか?
老化というのは、全身の組織、機能の衰えを指しますが、細胞レベルにもそれは顕著に表れます。
すなわち、生体内に過酸化脂質と呼ばれる物質が増えると、血管や体細胞、脳細胞などの老化が促進されるのです。
ところで、味噌の理化学的特徴の一つに、強力な抗酸化作用が挙げられます。抗酸化作用とは、体内の脂質の酸化を防ぐ作用で、
味噌に含まれる大豆サポニンや褐色の色素にはサラダ油の酸化を防止する効果があることが認められています。
マウスによる実験では、サポニンや褐色の色素(熟成味噌)の投与により、
肝臓内の過酸化脂質の増加が顕著に抑制されることも確認されています。
また、抗酸化性の強いとされているインドネシアのテンペという発酵食品よりも、味噌のほうが抗酸化性が強いことも証明されています。
日常的なところでは、味噌漬けのイワシの油脂に酸化が進まないことからもわかります。
このように、味噌は老化防止にも効果があるとされています。
(資料提供:みそ健康づくり委員会)