山形県中小企業団体中央会
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組合名七日町商店街振興組合URLhttp://nanokamachi.com/
住所 〒990−0042 山形県山形市七日町1−1−1
電話番号023−631−6368FAX番号023−624−9559
設立昭和39年2月出資金61,095千円
主な業種小売業・飲食業組合員74人

背景と目的

 七日町商店街では、環境対応事業を重視し、朝掃除活動などを実施、平成12年からは空き缶リサイクルの「エコ・ステーション」事業を始めた。平成16年に全国リサイクル商店街サミットを開催した際、分科会でBDFがとりあげられたのをきっかけに、BDF事業の研究を進めることとなった。
 環境対応型商店街として効果的な事業と位置づけ、本格的に事業化に向けて取り組み、平成19年にはNEDOや山形市の助成を受けて設備を導入し、平成20年7月より本格的に事業が開始された。

取り組みの内容

 飲食業・ホテル・給食センター等の約40事業所から、月1回~週2回の頻度で廃油を回収し買上げている。一般生活者には商店街に持参してもらい、スタンプを付与、スタンプが10個たまるとエコ肥料や石鹸などと交換する。
 回収した廃油は、商店街の駐車場ビル内に設置したBDF設備でディーゼル燃料に精製し、販売している。
 製造したBDFは、現在、市長公用車やゴミ収集車、商店街循環バス(100円バス)、組合員の運搬車両などに使用されている。

成果

 BDFは現在月3,000リットルほどの回収、このうち2,800リットルほどを販売している。BDF事業によって、組合にとっては環境意識がより高まり、経費の削減や廃棄物の減少という効果が表れている。商店街のBDF事業としては他に例がなく、全国から視察が相次いでいる。組合員にとっては、環境意識の高まりに加えて、家庭から排出された廃油や期限切れの油を持ち込む人が増えたことにより、商店街および各店舗への来街者の増加という効果につながっている。


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