組合名 | 米沢織物工業組合(米沢市) | ||
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設立 | 昭和29年9月 | 組合員 | 88人 |
組織形態 | 産地型商工組合 | 主な業種 | 織物製造業 |
出資金 | 453万円 | 地区 | 山形県 |
専従理事 | 1人 | 組合専従者 | 6人 |
〜産地間競争に打ち勝つための経営基盤強化策の実施〜
生糸の共同輸入事業・共同販売促進事業により、価格・産地間競争に負けない経営基盤の強化を図り、海外を視野に入れた販路拡大をめざしている。
共同輸入事業は、昭和60年代から実施しており、生糸ランクを落とさずに仕入れコストの低減を図るために中国・ブラジル等から輸入している。また、共同販売促進事業は、販路開拓を目的にアメリカニューヨーク市で開催された海外見本市(ジャパテックス)への参加やイタリアミラノ市で開催された市場歴訪商談会への参加という形で実施している。
共同輸入事業は、国レベルでの輸入枠があり、各産地への実績割り当てとなっているが、当組合の輸入実績は平成10年330俵・11年356俵・12年378俵と年々増大している。
また、毎年実施している呉服及び広巾の新作発表会を東京・名古屋・沖縄等、全国各地で実施し、実績をあげている。さらに、消費者宣伝事業として、東京・札幌で開催された「山形県の観光と物産展」に参加し、広く米沢織物を周知・普及させるための事業展開を図っている。
共同輸入事業実施により仕入れコスト低減(昭和59年頃:2万円/kg・現在:3千円/kg)を実現し、経営基盤強化につながっている。今後は、織物産地として、増大する輸入低価格商品との差別化を図るための新商品開発や技術開発とともに、従来から培ってきた高い技術を活かし創造的商品づくりをしていくこととしている。