県内ではＳＯＨＯの認知度が、まだまだ低い状態にある。また、雇用難が続く中、エンパワーメントを駆使した労働ネットワークの構築は、本県産業界に不可欠なものとなることが予想されることから、女性中心としたネットワークを活用し、新たな雇用の創出の場を提供し、女性の自立に寄与すること及び育児中の家庭を支援するための情報の発信を目的に「ＡＩＳＯＨＯ企業組合」を設立した。
　菅野代表理事は、設立のいきさつについて「平成１３年度山形県地域緊急雇用対策ＳＯＨＯ推進事業がスタートで、子育てや介護など、働きにくい環境の中でも自分らしいワークスタイルを求める女性の集団として平成１５年４月に『ＹＡＭＡＧＡＴＡ　ＳＯＨＯグループキャリ・マミーズ』として設立された。より高度で、多種多様なニーズに応えるため法人化、企業組合として事務局を中心に、女性ならではの感性を生かした「ＷＥＢ制作チーム」、アンケートや住所録、会員名簿等の入力を行う「データ入力チーム」、専門知識と技能を生かした「テープ起こしチーム」、子育て情報誌『ｍａｍａｉｄ』（マーメイド）の取材・編集を担当している「情報誌制作チーム」、素材や安全性にこだわった手作りグッズを制作する「ハンドメイドチーム」、ネットショップ『手作りプラネタン』を運営し、メンバーオリジナルブランドと提携し、店舗販売など行う「maw-mawプロジェクトチーム」など、専門ごとに連携を取りながら活動している。子育て情報誌の取材・編集は、メンバーやそのネットワークからの声や情報を生かし、ファミリーレジャー、遊び場、ショップ情報等女性やママの視線で見た日常生活に役立つものが中心で、仕事を持っている小さいお子さんのいるお母さんや転勤族等の方々から身近な情報誌として喜ばれている。」と語った。
　今後、インターネット番組の制作や創刊予定のまなび情報誌の取材・編集にも携わることになっている。
　また、組合のホームページを新たに立ち上げ、ますます情報の発信源が充実し、子育て中のお母さんたちの輪が拡大すると思う。

平成２１年１月記載