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[IV]制度の運用

 制度が整っても、「使える制度」になるかどうかは、職場環境が大きく影響します。利用者への対応や上司・同僚の理解など、希望する従業員が制度を利用しやすいよう、細かな配慮が必要です。

1.利用の前に・・・周知・啓発
制度があっても、それ自体を知らなければ、制度を利用できません。機会を捉えて、制度の内容や意義などを積極的に周知・啓発を行ないます。

    従業員に対して・・・
  • 社内広報誌による周知を行います。
  • 社内掲示板の活用による周知を行います。
  • 労働組合等に依頼し機関紙を利用して周知を行います。
ポイント
教育訓練を行う場合には、勤務時間帯に行うか、又は勤務時間外に行う時は、制度利用者も参加できるように配慮します。

    管理職に対して・・・
  • 会議等で制度導入について周知し、制度の普及を図ります。
  • 対象職場の責任者への協力を要請します。
  • 制度導入による人材の定着などのメリットも説明し、管理者の理解を深めます。
ポイント
新しい制度は、最初の制度利用者がでるまでが大変です。制度利用者だけでなく、制度利用者以外の従業員の理解が得られるように、積極的に広報し周知を行います。
2.利用に際して・・・細かな配慮
    利用者に対して・・・
  • 制度利用者には、部署を通して、取扱通知書を交付します。
  • 通知書には、期間、勤務時間、賃金及び賞与等の取り扱いを明記することにより利用者が安心して制度を活用しやすいようにします。

※取扱通知書様式参照


    利用者のいる職場に対して・・・
  • 制度利用者がいる職場の直属の上司・同僚に周知を図り理解を得るようにします。
  • 現場管理者は、制度利用者に基本的に時間外勤務をさせないように配慮します。
  • 現場管理者は、制度利用者に短時間勤務終了時には声がけを行い帰りやすい環境を作ります。
ポイント
短時間勤務制度等を導入して利用者が出たときには、助成金制度があります。
※各種助成金制度参照
3.変更・復帰、制度の見直し等
    利用期間の変更
  • 利用期間中に、変更が生じた場合は、変更届を提出して短縮及び延長ができるようにします。
  • 利用期間中に、フルタイムに戻る場合には変更届を提出しフルタイムに復帰できるようにします。

    フルタイムへの復帰
  • フルタイムに復帰することについて、職場に周知を図ります。
  • 配置替先からグループ内作業業務に戻る場合は、グループ内作業に慣れるための準備期間を設けるなどの措置を取ります。

制度の点検・見直し
 制度導入後は、制度利用者・同僚・上司から意見等を聞き、又は点検を行い発生した問題点を把握し、必要に応じて制度改善のための見直しを行います。

・・・H株式会社 Aさんの場合・・・

 育児休業から復帰し、子どもが保育園に入園するまでと入園後の約1ヶ月、終了時間を2時間繰り上げる短時間勤務をしました。特に慣らし保育中で子どもが保育園に慣れるまでの期間、早く家に帰れたのはとても助かりました。
 また、この制度は職場の周囲の方々の理解があって始めて成り立つ制度だと思います。私の場合も、直属の上司の細かな配慮があってとてもありがたかったです。
 短時間勤務を行ってみて、仕事についても、少ない時間で成果を出すために、業務の効率や優先順位付けを今まで以上にしっかり考えて行なうようになりました。
 ただ、一番大事な事は、「自分が普段から一生懸命仕事をする」ということだと思います。「どうせ辞めるから・・」というような人には周囲も協力してくれませんから(笑)。
 会社や職場にとって必要とされる人であれば周囲もきっと協力してくれると思います。


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